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夏の高校野球埼玉大会 浦和学院がV

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10日に開幕した第95回全国高校野球選手権記念埼玉大会。13日間の日程が終わり浦和学院が2年連続12回目、春夏4季連続の甲子園出場を決めて幕を閉じました。来場者数は主催者発表で2万人。(準決勝は1万7000人:昨年の決勝と同じ来場者数)午前8時、プレイボールの2時間前だというのに会場の県営大宮公園野球場のチケット売り場にはすでに長蛇の列。準決勝同様、外野席も解放されました。

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決勝のカードは浦和学院vs川越東。夏の両チームの対決は1989年(第71回大会)の2回戦以来で実に24年ぶり。ともに2回戦からの登場で浦学は決勝までの6戦、失点は1か0と守備が堅実。2年生エースの小島君が準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成するなど王者の貫禄は十分。一方の川越東は4回戦から準々決勝までの3試合で2桁安打2桁得点と打撃好調。

試合は、1回の表。川越東先発の2年生左腕、高橋尚紀貴の初球がすっぽ抜け、浦学先頭の竹村にデッドボール。試合は一時中断しラストバッター津田が臨時代走で1塁に出るという幕開け。その後の投球が心配されたが、2回表先頭の木暮をセンター前で出塁させると続く斉藤がデッドボール。西川が送って1アウト3塁2塁。8番小島がレフト前に運んで先制点は浦学が取ります。さらに3回表、この回先頭の山根がデッドボールで出塁、4番高田がライト前に運び、木暮をフォアボールで出しノーアウト満塁、ここで高橋尚貴はマウンドを降ります。2番手山本にこのピンチのマウンドを託しましたが、連続ヒットやエラーが重なります。浦学は打者一巡の猛攻でこの回、6得点。試合序盤で浦学が8対0と主導権を握ります。川越東5回に1点を返しますが、浦学は6回に2点の中押し、8回には再び打者一巡、6点を加点し終わってみれば16対1。18安打と打線が爆発し、夏の大会、最多得点を奪った浦和学院がこの夏を制しました。

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勝利者インタビューで、森士監督は「小島におんぶにだっこの大会だった、甲子園までに再調整をはかりたい」「これまで15回の決勝とは違い、対戦チームに1戦1戦鍛えられ成長させて頂いた大会だった」と振り返りました。また「春夏連覇という事ではなく、まだ夏の優勝がない埼玉県に優勝旗を必ず持ち帰ってきます」と、誓いました。さて、埼玉を制した浦和学院、甲子園の春夏連覇という新たな山登りが始まります。



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